トーレス・デル・パイネ(チリ)
今回の旅行でも旅先で色々な人に出会い、お世話になった。
メインサイト(Que Sera Sera)で旅行記を書き始める頃になったら(いつになるかわからないが)、かなり記憶が薄くなってしまいそうなので、覚えておく為、ここに記すことにする。(2,3日したらたぶんミクシィ分は削除する気がするけど、ブログで保存しておくので)
【Hostal del fin del mundoのおっさん】★
プンタ・アレーナスでの宿泊先がこのHostal del fin del mundoなのだけれど、ここのオーナー。中央線でよく雑誌を集めているおっさんに、ラテンの血を混ぜた感じにそっくりな顔のチリ人のおっさん(多分同年代)。
出て行く日の、それもタクシーを呼んでもらっている10分間に初めてまともに話をした。最終日にバルパライソへ行くと行ったら、アドバイスをくれた。おっさんのアドバイスがなかったら、怖気づいてかの地へは行かなかったかもしれない。
【イタリア人のフェルディとマリア・ルイサ】★★★★★
2人ともスイス国境のコモ湖付近の出身。ウシュアイアで午前中に行った国立公園のツアーで出会い、午後に予約していたビーグル水道クルーズもたまたま同じツアー会社であった為、1日中ご一緒させてもらうことに。フェルディはイタリア語オンリー、マリア・ルイサがちょっと英語を解す。
ランチ時や、クルーズ中には色々な話をしたし、特にクルーズ中は彼女達が居なかったら、生まれて初めての船酔いに苦しんだワタシはどうなってしまったことか。彼女達2人の笑顔や心遣いに本当に助けられたし、ものすごく感謝している。やっぱりラテンは明るくて楽しくていい!
【イギリス人のおじいちゃん】★★★
イギリス出身、現在はマルタ在住のおじい。ウシュアイアからプンタ・アレーナスへ向かう飛行機で隣の席になる。飛行機に乗り込んだ時に、先に勝手に窓側のワタシの席に座っていたので、「すみません、そこはワタシの席だと思うのですが・・・」と言ったところ、「あ、君が窓側に座りたいなら構わないよ。」とワケのわからん返答をされた。とりあえずはどいてもらったが。
その後もペンを貸してあげたり、「プエルト・モンとプンタ・アレーナスとどっちに先に到着するんだったかな?」なんてアホかと言う質問をされたり、面白いキャラクターの人だった。ペンで貸しがあったので、ワタシの食べ切れなかった大量のスーパー購入分のサンドウィッチを食べてもらったりした(笑) なかなかナイスなおじい。
【突然現れたおっさん】★★★
プエルト・ナタレスで遭遇。バスターミナルから、宿泊先へ向かっていた際、道に迷い始めたところを、突然現れて分かりやすい場所まで連れて行ってくれた。最初客引きか怪しい人かと思って警戒していたけど、実はただのいい人だった。
おっさんはスペイン語オンリーなので、何を言ってるのかさっぱりわからず、かと言って曖昧に返事をするのも嫌なので、予め「スペイン語は解しません。」と言っておく。それでもそんなことおかまいなしに、にこやかに話しかけ続けてくれた。そんな親切なおっさんだったのに、最後の最後までおっさんの足にデカいビニール袋のゴミが付いていたことを教えてあげず、ちょっと後悔(笑)
【戸塚夫妻】★★★★★
JICA隊員としてパラグアイ在住歴1年と9ヶ月の中年のご夫婦。スペイン語ペラペラかと思いきや、実はそうでもないらしい。日本人コミュニティで生活しているので仕方がないとのこと。ふむ、そういうものなのか。
戸塚夫妻とはウシュアイアの空港のランチリのカウンターで偶然出会い、行き先も同じで、事あるごとく乗り込んだバス等で一緒になり、更には次の日のパイネのツアーまで一緒だった。
かなり強烈なキャラクターのお2人だけれど、気さくで話しやすくあっと言う間に仲良くなり、その日は夕ご飯までご一緒したほど。その節はどうもありがとうございました!
【スペイン人のおばあちゃん】★★
スペインはトレドから来て、おじいと一緒に夫婦で旅行しているらしい。パイネツアーのライトバンの席が隣だった為、話すようになったが、スペイン語オンリーなのでほとんど会話にならず(涙) ワタシの理解力が低レベルすぎ・・・。
セニョーラに対して、"y tu?"なんて聞いてしまい、言った瞬間「やばー!!(汗)」と思ったがおばあちゃん、顔色ひとつ変えず、普通に答えてくれた。ガイドがスペイン語のみだったので、ワタシが理解していないと、わかりやすいスペイン語(それでもわからない時の方が多かったが)で、補足説明してくれたり、嬉しかった。
【ブラジル人のエレン】★★★★★
ブラジルはサンパウロ出身、偶然にも34歳と同い年の中国系ブラジル人。ポルトガル語はもちろんのこと、スペイン語、フランス語、英語を流暢に話す。英語→スペイン語の通訳を何度もしてもらい、彼女にはどれだけ助けられたか。
前日に宿泊していた宿がたまたま一緒で、朝ごはんを食べていたところ話しかけられた。ワタシと同じくその日、ペリト・モレノの日帰りツアーに出かけると言っていたが、ワタシとは違うツアー会社だったので残念に思ったが、実は混載ツアーだった為、結局同じツアーバスになり、1日中一緒に過ごす。
頭の回転が早く、目先が利き、あちらこちらに気配りの出来る素晴らしい女性。彼女をとても尊敬する。感謝してもしきれないほどお世話になった。
【アルゼンチン人の女性】★★★
プンタ・アレーナスからプエルト・モンまでの飛行機が一緒だったウシュアイア出身のアルゼンチン女性。日本人の友達がいるとのことで、かなり日本人の私に対して親切で、英語であれこれ日本のことを質問してきてくれた。
かなり短期間だったのに、お別れする時にはベシートも。さすがはラテンだ。
【日本人のおばあちゃん】★★★
プンタ・アレーナスの空港で飛行機を待っている時に出会ったツアーご一行の中の1人の九州出身のおばあちゃん。
かなりの旅の達人で、ヨーロッパは全て制覇、現在は南米制覇中とのこと。一人旅のワタシに興味を持ってくれ、その後に乗った飛行機の座席も斜め前と近かったので、何かと気にかけてくれた。悠々自適に旅をエンジョイしている感じ。年をとっても元気に海外旅行出来るようなおばあにワタシもなりたいと思った。
【鼻から毛が生えてるおじいちゃん】★★
サンティアゴでアラメダ・バス・ターミナルを探して迷い歩いていた時に出会ったチリ人おじい。鼻毛じゃなく、鼻の頭から何本も毛が生えていた。
色々親しげに話しかけてくれるが、スペイン語オンリーなので何を言っているのかさっぱりわからず、悔しかった。わからないながらもかなり長いこと一緒に歩いて、バスターミナルのそばまで連れて行ってくれた。
【英語ペラペラのおじいちゃん】★★
チリはバルパライソ在住のチリ人おじい。スペイン語訛りがかなりあるけど、英語がお上手。バルパライソでバスターミナル方向にそろそろ戻ろうかと地図を取り出して歩き始めたところ、突然話しかけられた。
迷っていたわけではないのに、迷っていたのかと思われ、あれこれ道を教えてくれた。「僕もそっち方向に行くとこどだけど、車に乗っていく?」と言われ、「あ、結構でーす。」とお断りしたら、「うん、それもそうだよね。」と言い、しつこくは誘ってこなかった。なので、ホントにただの親切で誘ってくれてただけだった。
・・・
と言うワケで、今回の旅行では色々な人にお世話になり助けられた。これだけ多くの人に親切になったのは、ワタシの旅史上一番多いのではないだろうか。
チリ・アルゼンチン(特にパタゴニア)に居る人は、旅行者も現地の人もいい人が多いのではないかと思う。今までヨーロッパや他の地域で遭ったような人種差別的な嫌な思いは一度もしなかったし。
体とお財布にはピューピュー寒風が吹き荒れていたが、心の中はいつも温かかった。